ニコニコ動画の「人気歌い手になる方法」講座の前編をまとめてみた

良質な動画を出しても実力のある歌い手の動画に
「なんで人気出ないんだろう?」「もっと伸びるべき!」というコメントが
溢れるのはなぜか?


という疑問から始まる非常に興味深い動画をまとめてみました。



動画を見ながら読まれることをおすすめします。


■大前提
まず、動画内で最初に触れていることとして、
これは「人気男性歌い手になる方法」であり、
男性と女性では人気になる方法が違うようです。


その上で、最初の大前提が次になります。

「ファンのターゲットを女子中高生のみに絞る」


まず、動画では、2011年の年齢別ニコニコ動画ユーザーの割合と
コメントでのユーザー年齢のグラフを表示します。

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そこではニコニコ動画のユーザーとして、10代、20代の割合が非常に高く、
コメントでは10代のユーザーが多くを占めているとしています。

このグラフは4年前のデータで、ニコニコ動画の一般化などで
10代以下の比率は更に増加しているという現在のユーザー変移が
動画内では予想されています。

次にVOCALOIDの動画では、10代の占有率がさらに多く、
コメントはその中でも中学生が多いとのこと。

ニコニコ動画ユーザーは年齢を重ねるにつれてコメントやマイリスをしなくなり、
動画再生数も減るとのこと。

公式のポイント算出とは異なるものの、ランキングへの影響を与える要素として
再生数:マイリス数が1:15であるということ。
よってランキング上位に入るにはユーザー全体のマイリスの9割を占める
「10代の支持」が必要不可欠ということのようです。

■女子中高生のみに絞る理由

では、なぜ男女両方をターゲットにしないのか?
それは歌い手のライブや同人即売会などでは客の9割以上が女子だからだそうです。

男女それぞれ「歌い手」に対する好意の原動力が異なり、
同性への好意の源は「憧れ」や「共感」、
異性への好意の源は「恋愛感情」だとしています。

また、10代の行動原理は恋愛感情が最も強いようです。

男性が萌えアニメ、女性がBLにお金を掛けるのは
「恋愛感情」があるからではないかと言われています。

また、男子の方がコメントやマイリスをすることが少ないとしています。

10代女子は流行りものが好きで、
10代男子は中二病や高二病のような
「俺はコイツ以外認めない」という傾向があるとのこと。

これらのことから、歌い手ランキングを動かしているのは
9割が10代、ライブ、CD購入やニコ生視聴割合から見ても
男女比は2:8で女子の方が労力を使うとのこと。

ここから、
「0.9(10代) x 0.8(女子率) = 0.72」
ということで、
「女子中高生に好かれるだけで市場の七割を得られる」ようです。
またここから、
「女子中高生に嫌われたら絶対に人気が出ない」
ということでもあるとされています。

■女子中高生が好む物

では女子中高生が好む物として次のリストが挙げられています。

・「イケメン(二次元:声優、アニメ&漫画キャラ 三次元:ジャニーズ)」
・「恋愛要素(恋の歌をよく歌う、彼女いないアピ、BL臭)」
・「清潔感(爽やか、純粋、発言や身形がきちんとしている)」
・「流行っていると言われるアーティストに惹かれる(流行に敏感)」

このリストの中には「歌の上手さ」という要素が無いと指摘しています。

そして、ニコニコ動画で言うところの「歌い手」は「歌を歌う投稿者」であって、
一般的な呼び方は「歌手」ではなく「タレント」という方が正確だとしています。

「歌い手」というのは「見た目」や「性格」「交友関係」などの要因の一つに
「歌の上手さ」があるだけで、他の要因と同じ程度の重要性だということです。

この動画では、上記4つの要素をベースに
女子中高生に好かれる「歌い手活動」をすることが「人気歌い手」
になるためのポイントだとしています。

■動画を作る前に

動画では4つの要素を知っているだけではダメで、
「人気歌い手になる」を目標にするなら、動画を作ることは、
「対象を惚れさせる為に自分のキャラ、
ステータスに合ったジョブを身に付け、相手を戦略的に攻略するゲーム」
つまり、歌ってみたとは「恋愛シミュレーションRPG」だということです。

このゲームのキャラクタメイキングとして、女子中高生に人気が出る名前を決定し、
キャラクタデザインとしてアイコンをイケメンに描いてもらいます。
(この部分は割愛しました。動画を御覧ください)

■ジョブ
 「歌い手」が「◯◯系」と括られるものをジョブといい、
能力パラメータとして大まかに分けると10種類になるそうです。

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その中でも「人気歌い手」になれる可能性のあるジョブとして

声マネや演技などを得意とする「声優系」
完全女子特化の「エロイケボ系」
BL受けキャラの「ヘタレ系」
極度のピッチ編集などの「過剰加工系」
ハイトーンシャウトを多用する「絶叫系」
J-POP系な歌い方の「爽やかイケボ系」

が挙げられています。

それ以外は「人気歌い手」にはなれないようです。

例えば「アニソン系」では、
「原作アニメファン、本家歌手ファン、本家知名度につられた人間」が
動画を再生するというブースト作用がありますが、
それはアナ雪や進撃の巨人などの年に数本の大ヒットアニソンに限られ、
これらの動画の再生数や、コメント、マイリスは、
本家から流れてきたものであり、この中には
この講座がターゲットにしている「歌い手好きな女子中高生」は
ほとんどいないとしています。
また、こういった動画は「動画人気」であって「本人人気」ではないとしています。

他にも、「渋い実力派」「なぜ売れない系」の2つは、
「渋い実力派」は低音で歌が上手い歌い手であり、
それらは大抵、前期ガンダム世代以前であるので、
最新ボカロ曲のような流行りの曲で女子中高生の心を掴むような歌を歌うのは
難しいとされています。

「なぜ売れない系」は、上手い人ですが、ボカロ曲は歌ったとしてもバラードや
歌いやすいものだけだとしています。
下手な人は「実力じゃ歌えない歌」を「編集の力で歌えているようにみせているだけ」で
歌えるわけではないのですが、歌が上手い人はプロかアマで活躍してきた人間、
あるいは現役であって、自分の歌にプライドを持っている人がとても多く、
歌を編集するというのは「屈辱」であり、編集したとしても「整える」だけで、
歌えているようにみせることはプライドが許さない、ということです。

「なぜ売れない系」の人たちは、
女子中高生に人気の「人が歌えるように作られていないボカロ曲」などには
手を出さないため、売れないとしています。


表には無い例外のジョブとして、歌が関係ない「ネタ系」があり、
複数の種類の中で「人気歌い手」になれるのは子供向けの「ハイテンション族」
だけだということです。

■うまくなると売れなくなる

この表では、上達すると上に行きますが、上に行くにつれて売れなくなるということです。
ここから「歌がうまくなると売れなくなる」という結論を導き出しています。

歌がうまくなる事は無駄をそぎ落としていく事でもあり、
個性も薄れていくことが多く、意識高い系になることで、
初期の「市場のニーズに合わせる」意識が薄れる、とのことです。

■後編
具体的な例や、実際の加工例、そしてこの講座のオチがある動画後編はこちらから。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26027483


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「sing song chips」楽曲紹介!

「SONG LOCUS」よりも前にリリースされていた
ライブ会場限定CD「sing song chips」について紹介します。

このCDはnaruto feat. Aya Futatsuki(なるとさんと双月 彩さん)の
全曲オリジナルのアルバムで、昔のPCやゲーム機に搭載されていた音源によって
奏でられた楽曲(「チップチューン」とも呼ばれる)にボーカルを乗せています。
どこか懐かしいけど新しい楽曲の数々を楽しむことができるミニアルバムになっています。




■楽曲紹介
「サソリノ心臓 (NES/ppmck ex)」
原曲はSFアクションファンタジーのオリジナルドラマCD
「サソリノ心臓~Antares」 の主題歌で、ライブで盛り上がる曲です。
ぜひライブで見ていただきたい!原曲もですが、このバージョンもコーラスがカッコイイ!

「シンポジウムのうた(NES/NSD.Lib)」
シンポジウムというお笑いトリオのことを歌っている曲です。
「V系メガネと愛すべきバカとヒゲの男が〜」と「シンポジウムなう」が印象的です。
特に「なう」の部分は口ずさみやすいので、一緒に歌ってみるのもいいかもしれません。

「Blue future (NES/ppmck ex)」
ガンダムっぽい曲ということで作られたこの楽曲ですが、
ファーストガンダムよりも、もう少しアグレッシブな感じでしょうか!
曲調的にも一番FCのゲームのような感じに感じられます。

「if i could return in the 90s (X68000/MXDRV+PCM8)」
G.I.M.I.C Master's Collection vol.2 X68000 Specialに初収録された楽曲です。
CDクオリティの楽曲を簡単に扱えるようになる前のPCの音楽リスナーにとって、
サンプリングで歌うというのはある種のロマンでした。そのロマンが蘇る楽曲です。

「machinewave (X1/NRTDRV)」
原曲はVOPMで作られた楽曲だと記憶しています。(間違っていたらスミマセン)
この楽曲は実機環境で再生できる形にプログラミングされたものです。
印象的な音色をダンサブルなソングで、SST14のライブ動画ではダンスを見ることができます。

「見えない場所 (X1/NRTDRV)」
この曲は現在NRTDRVのデモソングとしてMMLが公開されています。
SAMPLE01と合わせてテスト目的でも音楽を楽しむ意味でもよく聴く楽曲です。
こういった音楽に興味がある人はMMLを読みながら聴くといいかもしれません。


さて、大好評につき売り切れたと思われたこのミニアルバムですが、
もしかしたら入手できる可能性が無い訳ではないと聞いた気がしますので、
興味がある方は双月さんやなるとさんに早めに問い合わせてみるといいと思います。

[メモ]MMLを考える


MMLは上から下へ、左から右へと逐次解釈される。

MMLを分解すると、
・定義
・トラック
に分類できる。

トラックはコマンドを含めるコンテナ。

コマンドは、
・音階(または休符)
・装飾
に分類できる。

音階がプリミティブな要素であって、
それをオクターブ、デチューン、音長、ゲートタイムなどで装飾する。

ドライバによってコマンドの仕様は大きく異なる。
ドライバが実行時に解釈するコマンドの場合、柔軟にはなるものの、
負荷が大きくなる。

テンポ(=4分音符の音長をベースに算出されるタイミング)は、
割り込みタイミング、もしくはタイマーによって作られるフレームをベースに、
決められる。

コンパイラで音長をフレーム数の整数に直してしまうと小数点化が誤差になり、
タイミングが正しくなくなるので注意したい。

プロフィール

Author:BouKiCHi
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